価格の目安について・・・
実際にお客様のお家を見積りさせて頂く際、どのような見積り内容になっているかをご説明します。
まず見積は面積あるいは長さを正確に測ることが基本となります。実際のところ大体の概算はすぐに出ますが、実際請け負う場合には正確に面積を測って見積りを作成します。現場調査の際は実寸法を測ってから積算しますが、正確な数量を計算する為にはやはり図面が必要ですので、できるだけ平面図・立面図などの図面をご用意ください。
1)仮設工事
仮設足場(架け払い)
数量=足場の数量は足場の水平長さと、建物の上部までの高さによる面積です。一般的な塗装工事では、最上部
に手摺を計上しないものが多く、最上部の高さに1.0m加えたものを足場の高さ寸法としています。
単位=平方メートル
飛散防止ネット
足場の外側に架けて塗料などの飛散を防止する網状のシートです。吹付をする場合はもちろんローラーで施工する際にも飛散しますので、ご近所とか駐車場の車などには細心の注意を払います。
数量と単位=足場架設に準じます
廃材処分費用
養生用のビニールや塗料の残りや空き缶、お宅で不用になったものなどの処分費用です。
資材運搬費用
足場や他の資材を積んだり降ろしたりする費用です。場所が狭かったり遠くて搬入が難しい場合、この費用は多少割高となります。
片付け清掃費
作業を行う時や終了する時後片付けや、周囲を清掃する時にかかる費用です。現場内は常に整理整頓してきれいにしておきます。
2)外壁
数量=間口(ヨコ)×高さ(タテ)-塗らない場所(サッシ・玄関扉など)
単位=平方メートル
【塗装面の種別】吹付タイル・吹付リシン・サイディング
高圧洗浄
数量=通常塗装する面は全て洗浄するので、屋根・壁・軒天などに分けての全ての面積を合計します。
単位=平方メートル
塗装する前の洗浄をきちんと行わないと塗料不良が発生し易く、下地の補修と同様に仕上がりに影響しますので重要な工程です。作業中にサッシ廻りなどは高圧水が侵入し易く、現場では外壁の状態をよく確認して作業を行います。
下地処理
【ひび割れ補修】
数量=ひび割れの幅ごとの全ての長さを合計したものです。単位=メートル。モルタルのひび割れの幅によって補修方法が異なります。一般的に戸建て住宅・アパートの場合の微細なひび割れにはポリマーセメントやエポキシ樹脂パテでの摺り込みで対応し、比較的挙動が大きい場合は可透性エポキシ樹脂を塗布します。事前の調査で全体数量を正確に掌握する事は難しいので、足場を架けた後に調査・マーキングを行い実数を確定します。
【鉄筋の腐食による爆裂補修】
数量=壁・軒天などの鉄筋が腐食している箇所全体の数量です。事前の調査で全体の割合を判断し、全ての数量を計算して算出します。
単位=大きさ毎に分けた箇所数で表しますが、大きさによって平方メートルを用います。
【欠損部補修】
数量・単位=一定の大きさの欠損箇所の合計を箇所数で表します。通常はパテやシール材などで補修しますが、モルタルの場合、この工法で補修しきれない場合に行います。
【打継ぎ目地・サッシ廻りシーリング打ち替え】
数量=サイディングなどの縦目地・横目地の合計数量を計算します。サッシ廻り・窓廻りについても縦・横の数量を合計して算出します。
単位=メートル
単位は撤去・打ち替えが基本ですが、場所によって上掛け(既存のシーリングは撤去せず、新しいシーリングを被せる工法)のケースもあり単価は異なります。
3)屋根
数量=四角形だけでなく、三角形・台形の計算式などを使って面積を算出します。尚、屋根の形状によって面積の出し方が違います。曲がったり折れたりしている形状のものは、伸ばした状態で計算する為、倍数をかけます。
単位=平方メートル
スレート屋根(1.5倍)折板(1.5倍)瓦棒式(1.2倍)段葺き(1.1倍)
4)軒天
数量=幅×長さ 単位=平方メートル
5)樋・破風・鼻隠し
数量=幅×長さ 単位=メートル
6)雨戸
数量=(ヨコ)×高さ(タテ)×1.2(波々になっている為係数を掛ける)
単位=平方メートル
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